こんにちは。
大田区の蒲田駅前歯科矯正歯科、歯科衛生士の大和です。
普段みなさんはどういった基準で歯磨き粉を選ばれていますか?
最近はドラッグストアだけでも、たくさんの種類の歯磨き粉が置いてありますよね。
今回は、歯磨き粉の種類や、選び方についてお話ししたいと思います。
歯磨き粉の種類
歯磨き粉は形状により3つのタイプに分けられます。
ペースト状
1つ目は、ペースト状のもので皆さんが最も良く使うタイプの歯磨き粉です。泡立ちが良く、コストパフォーマンスに優れており、商品のラインナップが豊富です。
ジェル状
2つ目は、ジェル状の歯磨き粉です。一般的なペースト状の歯磨き粉に比べて、やわらかい性状なので薬効成分が歯に密着しやすく、歯と歯の間や歯周ポケットなど細かい隙間などに行き渡りやすいです。基本的には泡立たないため、ペースト状の歯磨き粉に慣れている方にとってはスッキリさを感じにくいかもしれません。
フォーム状
3つ目は、フォーム状の歯磨き粉です。
ポンプを押すと、最初から泡状になった歯磨き粉が出てくるというタイプです。
ワンプッシュで目安となる量が出て来るようにできており、手軽に使用できます。時間短縮したい方や、歯磨き粉をなるべく無駄にしたくない方におすすめです。
口腔内の細かい部分にもしっかりと行き渡るため、長い間配合成分が効果を発揮します。
しかし、ペースト状やジェル状と比べると、お店に出回る商品の数が少ないようです。
それぞれ異なる特徴があるため、自分に合った歯磨きを行うためにも知っておくと良いかもしれません。
歯磨き粉の選び方
歯磨き粉を選ぶポイントは、自分のお口の中の状態によります。虫歯になりやすい方、歯周病の傾向にある方、歯の白さが気になる方など様々だと思います。目的に合った歯磨き粉を選ぶためには、歯磨き粉に含まれている成分や形状が重要になります。多くは歯磨き粉の背面に記載されているので見てみてください。
虫歯予防
虫歯予防には「フッ素」の含有量が1,000ppm以上のものがおすすめです。フッ素には、虫歯の原因となる酸生成を抑える効果や酸によって歯の表面が溶けるのを抑制する働きがあります。
歯周病予防
歯周病を予防には、「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)」や「塩化セチルビリジニウム(CPC)」「塩酸クロルヘキシジン(CHX)」などの薬用成分が配合されていると効果的です。これらが含まれている歯磨き粉には細菌除去する働きがあります。
すでに歯茎に炎症が見られる方は、歯茎の腫れ・出血を抑制する「グリチル酸」「トラネキサム酸(TXA)」や歯茎の活性化が期待できる「ビタミンE」が配合されているものがオススメです。
色素沈着対策
歯の着色が気になっている方は、歯の表面に付着した汚れを落とす働きがある「ポリリン酸ナトリウム」や「ポリエチレングリコール(PEG)」、「ポリビニルピロリドン(PVP)」が配合されているものが効果的です。
知覚過敏対策
知覚過敏の症状を感じる場合は、「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」が含まれる歯磨き粉を選びましょう。刺激が神経に伝わるのを抑制し刺激を抑えてくれるので、歯がしみるのを少しずつ減らすことが期待できます。
このように歯磨き粉には様々な種類の商品があります。是非ご自身のお悩みに合った歯磨き粉を見つけて使ってみてくださいね。
蒲田駅前歯科・矯正歯科 大和