こんにちは〜
大田区の蒲田駅前歯科・矯正歯科、歯科医師の今村英です*\(^o^)/*
親知らずの抜歯、むし歯や歯周病などで歯を抜かれる方がいると思います。
今回は、歯を抜いた後の治り方や歯を抜いた後の注意点ついて簡単にお話ししていきたいと思います。よろしくお願いします!!!
まずは簡単に〜
歯を抜いた後の治り方は、例えば転んだ時などにできた傷と同じです。
血が固まりかさぶたになり傷口が治ってきます。
もう少し詳しく〜
歯を抜いた後にできる穴を抜歯窩(ばっしか)と言います。
①抜歯直後〜1日目
歯を抜いた後の穴(抜歯窩)に血が固まってきます。血が固まってできたものを血餅(けっぺい)と言います。
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②約1週間後
穴が歯肉で覆われてきます。
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③約2〜3週間後
骨が再生し始めます。
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④約3ヶ月〜半年後
完全に歯肉と骨が治ってきます。
簡単にお話しするとこのように治っていきます。
抜歯後の注意点
①強いブクブクうがいしない!
⇨血が固まらず出血の原因になるため。
②激しい運動やお酒、長風呂は避ける!
⇨血行が良くなると血が固まりにくくなるため。
③歯ブラシは当てないように他の部分しっかり磨く!
⇨血餅が剥がれてしまうため。
④傷口は触らない!
⇨血餅が剥がれたり治りにくくなるため。
⑤抜歯した日は安静にする!
⑥処方されたお薬をしっかり飲む!
⇨特に抗生物質は感染予防のためなので飲み切ります。
痛みが心配な場合は、麻酔が効いている間に痛み止めを飲むと安心です。
⑦もし傷口から血がじわじわ出血してきた場合は、ガーゼやティッシュなどを噛んで様子をみる!
⇨ 抜歯した日や次の日は軽くゆすいだときに血が滲むことがありますが、問題ないです。
⑧麻酔が効いている時間(2〜3時間)はお食事は控える!
⇨唇を噛みやすかったり火傷をしてしまうので。
痛みが続くとき
1週間経っても痛みが続く場合はドライソケットになってる可能性があります。
ドライソケットとは、歯を抜いた後に血餅ができず、骨が露出してしまう状態のことを言います。
骨が露出しているとお口の中には細菌が多いので、骨にも細菌が感染してしまうのです。
ドライソケットの症状
→痛みがずっと続いてる
→抜歯後の痛みが強くなっている
→膿の味がしてきた
→抜歯窩から嫌な匂いがする
ドライソケットの原因
→強いブクブクうがい
→抜歯窩を触ってしまう
→喫煙
ドライソケットの予防法
→強いブクブクうがいをしない
→抜歯窩は触らないようにする
→抜歯窩が落ち着くまで禁煙する
→お口の中を清潔に保つ
最後に
歯を抜いた後、1番大切なのは血が固まり血餅(かさぶた)ができることです。
治りにくかったりお痛みの原因にもなるので、強いブクブクなどは控えて安静に過ごしましょう。
簡単ではありますが、説明させていただきました。
何かわからないことがあればいつでもご相談ください。
蒲田駅前歯科・矯正歯科 今村