こんにちは。
大田区にある蒲田駅前歯科・矯正歯科歯科、歯科衛生士の小野寺です。
朝起きた時に顎に疲れがあったり、顎に違和感があるなどの症状はありませんか?
このような症状がある場合は、就寝中に歯ぎしりやくいしばりをしているかもしれません。
睡眠中に行う歯ぎしりは本人も気付かないうちに色々な悪影響を受けている場合があります。
また睡眠の質が落ちてしまうとも言われています。
歯がすり減ったり、割れてしまうこともあり、歯に強い力がかかることで根っこで歯が割れてしまったりや顎関節症を誘発することもあります。
目次
睡眠時のはぎしり
睡眠時の歯ぎしりには大きく分けて3つあります。
①ぎりぎりと上下の歯をこすり合わせる歯ぎしり
②カチカチと上下の歯を連続的に噛み合わせる歯ぎしり
③ただ歯を強く噛みしめる歯ぎしり
睡眠時の歯ぎしりの原因
たくさんの因子が関係しているといわれています。
ストレスや遺伝・薬の服薬・飲酒・喫煙・特定の疾患など、さまざまな原因があると報告されています。
歯ぎしりをしている事のデメリット
①歯の摩耗・欠損
日中だと歯ぎしりや噛みしめたりするのを意識して防ぐ事はできるのですが睡眠中は歯をくいしばる力をコントロールできません。
歯ぎしりを毎日のように行うと歯が欠けたり、すり減ったりしてしまいます。
歯の表面のエナメル質が削れてしまうと 、中の弱い部分がでてきてしまいむし歯のリスクが高くなったり、知覚過敏のような症状がでてしまう事があります。
②詰め物が欠ける
治療した歯の詰め物が欠けてしまい、そこから細菌感染してむし歯になってしまうことがあります。
③顎関節症
歯だけでなく顎にも強い力がかかり、顎関節症になる原因になります。
顎関節症になると硬い食べ物を食べれなかったり、ハンバーガーなどの大きな食べ物が食べにくくなることがあります。
④肩こり
歯ぎしりが原因で寝ている間肩に強い力がかかり、筋肉が緊張し肩こりや痛みの原因につながります。
歯ぎしりの対策
①マウスピースを装着する
歯科医院でご自身の歯に合ったマウスピースを作製し、就寝時に装着することで歯や顎、肩などにかかる負担を軽減します。
②歯科矯正
噛み合わせが原因の場合があり、その場合は歯科矯正で改善する場合があります。
③ストレスの発散
歯ぎしりで多くの原因はストレスといわれています。
ストレスをなくすのは難しい事ですが、少しずつ減らしていければ症状は改善傾向にいくのではないでしょうか。
最後に
ご自身では歯ぎしりは気付きにくいものです。
家族に「毎晩歯ぎしりをしているよ」と言われた方は一度歯科医院を訪れてみてください。
診断を受け、適切な治療を受けることをおすすめします。
まずはお気軽にご相談ください。
蒲田駅前歯科・矯正歯科歯科 小野寺