こんにちは!医療法人社団英幸会です。
本記事では、前歯の審美補綴治療を始める前に知っておきたい注意点について詳しく解説します。
前歯における審美補綴治療は歯の健康や機能だけでなく、審美性を重視しており、多くのメリットがあります。その一方で、治療を始める前に知っておきたい点も存在します。
前歯の審美補綴治療のデメリット
治療費が高い
前歯の審美補綴治療は高品質な材料や技術を使用するため保険適用外となることが多く、治療費が高額になる傾向があります。セラミックやジルコニアなど使う素材によっても料金は変わってきますので、詳しくは担当歯科医師にご相談ください。ただし自由診療で作製した補綴物も、歯の機能回復を目的としている治療であれば医療費控除の対象となるケースもあります。このような制度も上手に活用して治療費の負担を軽減しましょう。
歯を削る必要がある
審美補綴治療を行う際には、補綴物を装着するために歯を削る必要があります。特にラミネートベニアやクラウンを装着する場合、僅かではありますが歯の健康な部分を削らなければなりません。健康な歯質を削ることに抵抗が大きい方にとっては、デメリットになる可能性があります。
破損や欠損のリスク
セラミックやジルコニアの補綴物は耐久性にも優れていますが、硬度が高いため強い衝撃や圧力が加わると破損・ 欠損することがあります。例えば、硬い食べ物を噛んだときや、歯ぎしりや食いしばりが激しい場合などです。寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしている方は、歯科医院でナイトガード(就寝時用のマウスピース)を作製してもらうと補綴物にかかる負担を減らせます。
色の変化への対応
審美補綴物に使われる材料は天然の歯と違い、時間経過とともに色が変わることがありません。これは一見メリットのように思えますが、周囲の天然歯が経年的に変色することで、
補綴物との色調の差が目立つようになる可能性があります。定期的なホワイトニングで天然歯の色を補綴物に合わせていくことでこの問題は解決できるでしょう。
まとめ
前歯の審美補綴治療を行う際には今回ご紹介したような注意点も知っておく必要がありますが、基本的に審美歯科治療はメリットの多い治療方法です。保険診療より費用がかかったとしても、仕上がりの美しさや耐久性を考慮すれば、むしろコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。当院では前歯の審美補綴治療において確固たるこだわりと技術をもち、患者様の笑顔がより美しくなるような最高のクオリティの治療を提供しております。前歯の審美補綴治療にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。