皆さん、こんにちは!
JR蒲田駅東口徒歩1分の蒲田駅前歯科・矯正歯科の歯科衛生士の中村です。
梅雨入りして雨が続き、蒸し暑い日も多くなってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
みなさんお口の中に当たり前にある唾液が、実際にどんな役割をしてくれているのか知っていますか?
唾液はわたしたちが想像する以上に多くの働きを持ち、お口や体の健康維持にとても役立っています。
そこで唾液に秘めた10の役割を紹介します!

お口の中で分泌されてる唾液は99%以上が水分からできていて、残りの1%ほどが消化や殺菌、免疫に関わる成分が含まれています。
1日に分泌される量は、0.5〜15リットルで「耳下腺、顎下腺、舌下腺」の3大唾液腺の他、唇や上顎に存在する「小唾液腺」から分泌されます。
その唾液を細かく調べると10通りもの作用を持っていることがわかります。
唾液の作用
①消化→唾液アミラーゼがでんぷんを分解する
②溶解→食べ物の味が感じやすくなる
③潤滑→食べ物が柔らかくなり、飲み込みやすくなる
④自浄→食後のプラークや食べかすを洗い流す
⑤粘膜保護→お口の中の粘膜を保湿・保護する
⑥再石灰化→エナメル質の表面を修復する
⑦pH緩衝→虫歯菌の酸を中和する役割
⑧殺菌→感染を防ぐ
⑨老化防止→成長ホルモンが筋肉や骨、歯などの発育を促進
⑩活性酸素抑制→食品の中にある活性酸素を減少させる
この10の作用を大きく分けると
1.食事をサポートする働き
2.お口の健康を守る働き
3.体の健康を守る働き
以上の3つに分類できます。
食事をサポートする
食べ物はお口の中で細く砕かれ、食道を通って胃に運ばれます。
唾液には食べのもを柔らかくし、お口や食道を滑りやすくして食べ物を飲み込むのを助ける働きがあります。
お口の健康を守る

お口の中の食べかすやプラークをきれいに洗って流す働きがあります。
また、食後は、お口の中は虫歯菌が産みだす酸によって「酸性」になりますが、唾液にはその酸を中和して元の「中性」へと戻していきます。
体の健康を守る
唾液には、ラクトフェリンや免疫グロブリン、リゾチーム、ペリオキシターゼなどの抗菌の侵入から、わたしたちの体を守っています。
まとめ
唾液は、実に多くの働きを持ち、わたしたちの口腔内や体の健康のために活躍してくれているのです。
その唾液が少なくなると・・・お口の中が乾く、会話や食事がしづらい、食べ物の味が感じにくくなったりなど日常の生活にも支障がでてきます。

唾液をたくさん出して、お口と体の健康を維持していきましょう。
何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
田駅前歯科・矯正歯科 歯科衛生士 中村
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