みなさん、こんにちは。
大田区の蒲田駅前歯科・矯正歯科、歯科医師の永田です。
今日のテーマは子どもの歯磨きについてです。
お子さんがいらっしゃるご家庭の方にとって悩ましい歯のトラブルといえば、お子さんがなかなか歯を磨いてくれなかったり、歯を磨いていても虫歯になってしまったりすることですよね。
今回はそんなお子さんの歯磨きのお悩みについて色々とお話ししていきますね。
歯磨きはいつから?
まず、子どもの歯磨きはいつごろから始めたらいいのでしょうか。
歯磨きは、最初の子どもの歯が生えてきた時点から磨くことが重要です。子どもの歯がはじめに生え始めるのが、一般的に生後8~9ヶ月ごろと言われていますから、この頃から歯を磨き始めると良いとされています。
歯磨きの時に気をつけること
次に、お子さんの歯を磨くにはどんなことに気をつけて行うと良いのでしょうか。
お子さんの歯磨きをうまく行うには、まずは歯を磨くことに慣れてもらうところから始めていきましょう。
歯磨きを行う際には、保護者の方の膝の上にお子さんの頭を乗せて、仰向けになってもらいます。これが基本姿勢です。お子さんにはその体勢で口を触られることに対して慣れてもらいましょう。初めは歯ブラシを入れると嫌がって泣いてしまったりしますから、ささっとガーゼなどで拭き取るだけでも大丈夫です。徐々に子供用の歯ブラシで磨くように移行していくと良いです。歯磨きは毎食後に行うのが理想的ですが、最初は嫌がったり泣いたりと難しいかと思いますので、無理のないペースでできる時に行いながら、徐々に回数を増やすようにしていくことをお勧めします。
年齢が上がってくると、自分でも歯磨きができるようになってきます。一般的に2歳ごろから歯ブラシを自分で持ちたがるようになり、だんだんと自分で磨きはじめるようになります。
しかし、歯磨きの技術がまだまだ身についていないため、「仕上げ磨き」が必要になります。
仕上げ磨きとは?
ここで、「仕上げ磨き」とは何でしょうか。
「仕上げ磨き」とは、お子様自身で歯磨きをした後に保護者の方がしっかり磨けているか確認をしつつ磨いてあげることです。
では、お子さんの「仕上げ磨き」はどのようにしたらいいのでしょうか。
「仕上げ磨き」の基本姿勢は上記の体勢と同じです。お子さんの頭を保護者の方の膝の上に乗せて寝かせた状態が磨きやすいとされています。お子さんを痛がらせないように気をつけながら唇やほっぺたを指でよけて歯ブラシを当てていきます。
「仕上げ磨き」は小学校低学年ぐらいまで行い続けるとよいとされていますので、お子さん自身で磨くのが難しい年齢の子はご家庭で仕上げ磨きを行ってお口の健康を守ってあげてください。
蒲田駅前歯科では成人のみならずお子さんの診療も行っておりますので、何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。