こんにちは。
大田区にある蒲田駅前歯科・矯正歯科、歯科医師の北村です。
今回は磨き残しについてお話させて頂きます。
歯医者さんでよく「磨き残し」という言葉を聞くかもしれません。
磨き残しがあるといけないのはわかるけど、なんでダメなのかご存じでしょうか。
磨き残しとは
実は磨き残しとは歯周病菌や虫歯菌のカタマリなんです。
歯周病や虫歯を予防するためにもお口の中の磨き残しを少しでも減らせるように当院では歯ブラシの
仕方の確認や専門的なクリーニングを実施しております。
お口の中の写真を一緒に見たときに、こんなに磨けていなかったんだ!と驚かれる方が多いです。
磨き残しはどれくらいに抑えたらいいの?
磨き残しはお口の中の20%以下だと歯周病や虫歯になりにくいといわれています。
しかし2014年に行われた20~30代の磨き残しの調査では 、
『自分の歯磨きに自信がある!』
と答えた80%の人のお口の中に60%以上の磨き残しが見られたといわれています。
また、20~30代の性別では男性のほうが女性より磨けていないという調査結果が出ているようです。
・男性の磨き残し 92%
・女性の磨き残し 83%
磨き残しやすい部位は?
普段使っている歯ブラシだけではお口の中の40%に磨き残しが残ってしまうといわれています。
特に磨き残しが残りやすい部位というのが歯と歯の間です。
歯ブラシの毛先はどんなに頑張っても歯と歯の間には入ってくれません。
その代わりに歯間ブラシやフロス(または糸ようじ)を使って歯と歯の間を磨きます。
歯間ブラシも糸ようじもお口によって使い分けることが大切です。
当院では、患者様ひとりひとりにあった補助器具(歯間ブラシや糸ようじ)をお口の中の写真や実際の器具を使って確認していきます。
また、虫歯ケアを意識して磨いている20~30代の方の中で治療が必要な虫歯がある人は全体の半分でした。
最後に
以上の調査結果から、普段から虫歯ケアに気をつけている人でも、自分が思っているよりもお口の中に磨き残しが残っている事が分かります。
特に若い年齢の方は忙しくてなかなか歯医者さんにいく機会が少ないかもしれません。
ですが、美容室に行くみたいに気軽に歯科医院にも来てもらえるとお口の中も綺麗になりますし、虫歯や歯周病予防にも繋がります。
歯医者さんは歯を削ったり歯を抜いたりする所というイメージが強いと思いますが、お口のお掃除や検査だけでも来て頂いて大丈夫です!
お口の悩みがありましたら、まず検査して何が原因なのか調べて、しっかり時間をとって相談していきましょう!
皆様のご来院スタッフ一同心からお待ちしております。
蒲田駅前歯科・矯正歯科 北村