こんにちは。
大田区にある蒲田駅前歯科・矯正歯科、歯科医師の北村です。
今日は親知らずについてお話したいと思います。
みなさん、歯医者さんに検診に行ったら親知らず抜いた方が良いですよと言われた経験があるのではないでしょうか。
でも、親知らず抜くのは痛いからなるべ抜きたくないなと思っている方も多いと思います。
では、なんで親知らずを抜いた方が良いのか簡単にご説明していきます。
抜かなくて良い親知らず
・綺麗に磨けている
・虫歯がない
・まっすぐはえていて、上の歯としっかり噛んでいる
抜いた方が良い親知らず
・虫歯がある
・一回でも痛くなった事がある
・横方向に生えている
・歯茎が被って上手く磨けない
抜かないとどうなるのか
・歯茎が腫れる
・痛みが出る
・手前の歯が虫歯になる
・汚れがたまると歯周病が悪化する
・下の顎の神経まで炎症が広がると唇が麻痺することがある
などなど、、親知らずをそのままにしておくとあまり良くない事がたくさんあります!
痛みが出るとどうなるの?
痛みが出てしまうとすぐに歯を抜く治療ができなくなります。
理由は炎症が起こっているところには麻酔は効きにくくなるからです。
手前の歯が親知らずが原因で大きな虫歯になってしまった場合、親知らずの手前の歯も抜かなくてはいけなくなってしまう事もあります。
お口の中では28本の歯が支え合って噛み合わせを作ってくれています。
1つでも歯がなくなると噛み合わせが狂って、顎の関節が痛くなってしまったりする事があります。
なので痛みが出る前に親知らずを抜いた方がお口の中にとっても良いのです。
親知らずだけではなく、周りの歯や顎の骨の状態も確認しながら親知らずを抜いた方が良いのか、残しておけるのか診断することがすごく大切になってきます。女性の方ですと、妊娠中はホルモンバランスによって歯茎が腫れたり親知らずが痛んだりする事があります。
痛いのにすぐに抜けないという状態になる前に一度親知らずがどういう状態なのか知っておくのも良いかもしれません。
最後に
親知らずを抜くと聞くとネガティブな印象が強いと思いますが、親知らずを抜くことによってお口の中の環境にとって良い事もたくさんあります。
最近ですと、食生活などの影響で顎の大きさはどんどん小さくなっていると言われています。
もともと親知らずが生えていないという方も結構いらっしゃるかと思います。
親知らずはレントゲン写真やCT画像でしか、生えている方向、何本生えているのかなど詳しいことは分かりません。
気になる方は一度、歯医者さんで検査してみると安心かもしれません!
当院では親知らずの抜歯も実施していますので、興味がある方は是非いらしてください。
蒲田駅前歯科・矯正歯科 北村