蒲田駅前歯科・矯正歯科

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歯ブラシによる知覚過敏

こんにちは。
蒲田駅前歯科・矯正歯科の歯科衛生士の高見です。
歯ブラシを当てただけなのに歯がズキッ!とする。そんな経験のある方も、多いのではないでしょうか?
これは虫歯による痛みである可能性もありますが、もしかしたら、歯みがきによって生じた知覚過敏といわれる症状かも知れません。
本日は不適切な歯みがきによって生じる知覚過敏について、その原因や対応策をご紹介いたします。

蒲田駅前歯科・矯正歯科 蒲田駅東口徒歩1分 歯医者 知覚過敏

知覚過敏とは?

知覚過敏とは、冷たい飲み物を飲んだり、歯ブラシの毛先が触れたりした時などに歯に感じる痛みで、特にむし歯や歯の神経の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。
歯ぎしり由来であること、酸っぱい食べ物や胃酸による酸蝕由来であること、歯周病由来であることなど原因は多岐にわたります。今回は不適切な歯みがきによって生じる場合にフォーカスを当てて、ご紹介していきます

不適切な歯みがきって?

不適切な歯みがき、セルフケアとは、例えば以下のようなものがあります。
①    歯ブラシを歯に対してゴシゴシと強く当てすぎていること
②    歯ブラシを当てると痛みがあるからと、あまり磨けていないこと
どちらも相反することのようですが、実はそのどちらも知覚過敏のきっかけや、それを助長してしまうことになり得るのです。

原因① 歯ブラシを強く当てすぎてしまう?

一生懸命に磨こうとするあまり、歯をゴシゴシと強く磨いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯の表層にあるエナメル質は人間の体の中でも最も硬い組織ではあるのですが、過度に力の加えられた歯みがきを毎日繰り返していると、実は傷がついてしまう、削れてしまうということもあるのです。
そうすると歯の敏感な部分が露出してしまい、歯が痛みを感じやすくなり、知覚過敏の症状が出てまいります。

原因② では、磨かなければいいのか?

知覚過敏の症状のある患者さんの中には、歯みがきがつらくなり、痛いところはそっとしておいたほうがいいのでは? と心配して歯磨きを避けてしまうかたも見受けられます。
ところがこうした配慮は、むしろ症状を悪化させてしまう可能性さえあります。
歯についた歯垢を放置してしまうと、そのなかに棲むむし歯菌が酸を吐き出し、知覚過敏の症状を助長させてしまうのです。

適切な歯みがき、セルフケアとは

ここまでに、知覚過敏の原因となるセルフケアについてご紹介してまいりました。
では一体どのようなケアをすれば知覚過敏とならないのか? 現在生じている症状を和らげることができるのか? いくつかご自宅でもできる方法がありますので、ひとつひとつご説明いたします。

蒲田駅前歯科・矯正歯科 蒲田駅東口徒歩1分 歯医者 知覚過敏

対策① 適切なブラッシング圧を学ぶ

歯垢を除去するために必要なことは、実は歯ブラシを押し当てる強さではありません。
歯ブラシを適切な角度で当て、毛先を正しく運動させることさえできれば、それほど力を入れなくても十分に歯垢を落とすことが可能です。
それでは一体、どれほどの力が適切なのでしょうか?
答えは、100~200gです。
これは歯ブラシの毛先を歯にあてたときに、毛先が広がらないくらいの力です。
鏡を見ながらいつも通りに磨いたときに、毛先が広がったりはしていないでしょうか。
そうだとすると、歯ブラシを当てる強さが、やや過剰であるかも知れません。
その場合には、力を入れすぎないようにコントロールすることにより、症状を改善することができるかも知れません。
また、癖がついてしまっていてコントロールが難しいというときには、歯ブラシを握るように持つのではなくペンを持つときと同様の持ち方に変えるなど持ち方を工夫したり、歯ブラシを柔らかいものに変えたり、という選択も効果的です。
ご自身ではよく分からない、というときにはぜひ歯科医院にご相談ください。
歯みがきのプロでもある歯科衛生により、丁寧にご確認させていただきます。

対策② セルフケア用品を見直す

まず、もし毛の硬い歯ブラシを使っている場合、毛のやわらかい歯ブラシに変えるだけでも、歯が削れにくくなります。
また、歯ブラシだけでは歯と歯の間に歯垢が残ってしまうことも多いので、フロスや歯間ブラシを併せてお使いになることをお勧めいたします。
毛のやわらかい歯ブラシでもしみてしまってつらいというときには、一時的にフロスとガーゼのみでケアを行うという方法もあります。できるかぎりでも歯垢を除去できると、ご安心かと思います。
ただ、そこまで症状が強い状態はつらいのではないかと思います。
歯科医院では保険診療内で知覚過敏のお薬を塗布したり、表層を樹脂で覆ったりして、痛みを感じにくくする処置を行うこともできます。あまり我慢はせず、ぜひご相談ください。

対策③ 歯みがき粉を歯質強化/知覚過敏抑制効果のあるものにする

歯質を強化する成分として信頼の厚い、フッ素入りの歯みがき粉を使うこと。
知覚過敏抑制効果のある硝酸カリウムなどの成分の配合された歯みがき粉を使うこと。
低研磨性で歯の削れにくい歯みがき粉を使うこと。
上記のような選択があります。
例えば当院で取り扱いもありお勧めしているものだと、LIONより販売されているCheck-Up standardがあります。
こちらは低研磨性で歯に優しいだけではなく、フッ素濃度も1450ppmと国内で市販されている歯みがき粉のなかでもフッ素の配合濃度が最も高く、歯質強化がつよく期待できます。
現在歯みがき粉は多くの種類が販売されています。
知覚過敏抑制効果の高いものや、むし歯予防効果の高いもの、歯周病の炎症を落ち着ける効果のあるもの。自分には一体どのようなものが合うのかと悩んだ際には、ぜひご相談ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
本日は不適切なブラッシングによる知覚過敏についてご紹介いたしました。
原因としては
①    歯ブラシを歯に対してゴシゴシと強く当てすぎていること
②    歯ブラシを当てると痛みがあるからと、あまり磨けていないこと
などが考えられること。
ご自宅でもできる対策としては
①    適切なブラッシング圧を学ぶ
②    セルフケア用品を見直す
③    歯みがき粉を歯質強化/知覚過敏抑制効果のあるものにする
などがあること。
知覚過敏でお悩みの皆さまに、ご参考になれば幸いです。
ただし、知覚過敏の原因はセルフケアに限らずいくつも考えられます。無理にご自身で判断せず、心配のあるときには歯科医院にご相談いただければ、お力になれるのではないかと思います。
当院でも新患・急患も随時受け付けております。
知覚過敏の治療は保険の適応となりますので、ご安心してお越しください。
それでは、ここまでお読みいただきまして誠にありがとうございました。

蒲田駅前歯科・矯正歯科 高見

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